Challenge ラヂヲ
やる気!元気!本気!
チャレンジするあなたを全力で応援します!!
今日も全員参加でチャレーっす!!!
●3/24(水) LACCO TOWER(生電話出演)、クレナズム(コメント)
●3/25(木) なきごと(生電話出演)
●3/29(月) クリープハイプ(生電話出演)
●3/30(火) back number(ゲスト)
2020年10月1日から
every mon.-thu. 21:00〜23:00 ON AIR に変わりました!!
@東邦ホテルスタジオ
MAIL cr@crossfm.co.jp
FAX 092-262-0787

【担当DJ】
・コウズマ ユウタ
コウズマユウタの放送後記 【 OA / 1052回 】
2015/09/01
CROSS FM、22回目のお誕生日の今日!!
お付き合い&ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
たーくさん、思い出話も含めメッセージを頂き
ありがた〜〜〜〜い気持ちでいっぱいでございました!
そんな月初めの今夜は、先月のコーナーの
当選者発表も行いました!!おさらいしておきますとぉ〜・・・
SP企画の5000円分のギフト券!
→小倉南区【RN:えんぴつコロコロさん】
月間企画、MY FIRST STORYのツアーグッズ!
→福岡市西区【RN:まろさん】
→大野城市【RN:みきぽんさん】
→久留米市【RN:ブラックチョイスさん】
→小倉北区【RN:ボボマルさん】
→福岡市西区【RN:みしおんぬさん】
宿題企画、夏のアーティストTシャツセット!
→小倉北区【RN:ピッチジャンプさん】
以上の皆様です!!
本当にたくさんのご参加ありがとうございました!
★ということで、今夜の3時間振り返りましょー!
まずチャレラジボーティングのお題は
「おさらいしときますとぉー!」でしたが、
チャレラジセット当選したのはーーーー↓↓
【RN*タラバエビさん】のおさらいしときますとぉー!
シリーズものの映画が公開される時は必ず復習!
特に「アベンジャーズ」でお馴染みのマーベル作品は、
必ずエンディングに、次回の作品に繋がるヒントが
隠されているので、おさらいしてよかったと思えますねぇ〜。
>チャレラジセットおめでとう!
シリーズ物は、おさらいしとくと、より楽しいよね!!
★たくさんの投票、ありがとうございました!
それでは続いて、今夜もさっそくたくさんのご参加を頂きました!
・SP企画「"待望論"熱弁大会!〜高まるぅー!!」
・月間企画「消去法月間!〜ハイ消えたぁ!!」
2コーナーに頂いた優秀作品を、一挙にご紹介致します↓
【RN*ナナミさん】の "待望論"熱弁大会!
私は、モテキの再来を望みます!!
これって待望論になりますか??
そりゃー女子大に通っていたころは、
それなりに、男性からのアプローチもあり
楽しかった思い出がありますが・・・
みんな、どこへ行ってしまったのでしょうか??笑
あのモテキよ、もう一度!!!
待望のモテキの再来!!お願いします!
【RN*ソルニーニャさん】の "待望論"熱弁大会!
近所のスーパーが潰れてしまいました。
お菓子を買うのに丁度良かったのに!
他のスーパーまでは徒歩30分くらいかかるんです!
新たなスーパー、求む!!
【RN*たぬぽんさん】の "待望論"熱弁大会!
わたしがここ数年、密かに熱望してることがあります!
それは、近所に、コンビニのミニストップが出来ることです!!笑
そんなことかぁー!!と思うかもですが、
私は、ミニストップのソフトクリームやデザートが好きです!!
好きと言っても2回くらいしか食べたことないです!
あれが、近所にあったら・・・とずーっと思っています!
自転車で15分くらいなら買に行く覚悟、あります!!
ですが・・・私の家の近所には、出来ないです!
空いてるところに、なにか出来始めると、
これはもしかして、ミニストップ!?って期待するんですが
今のところ出来ていないです!!!
北九州のはずれにも、ミニストップがほしいです!!
★もっと、あのころはよかったな〜、あの頃に戻りたいな〜
そんな待望論も熱弁してみて下さいね!!
【RN*モフラさん】の 消去法月間!
私の場合、バイトのシフト希望を出すとき
希望というより、消去法で決めていきます!!!
ファミレスでバイトをしているんですが、
まず、店長がいる日はイヤ!!!笑
多少被るのはいいですけど、丸かぶりは嫌です!
それと、私以外男ばかりの日も、ちょっと・・・
なんかやりづらいんで、こういう日もさけます!
ってなると、自然にバイトに出れる日が絞られる!!笑
なので、シフト希望ってより消去法で決まっていきます!笑
【RN*りさドライブさん】の 消去法月間!
消去法と聞いて思いつくのは、
毎日、着ていくものを選ぶときですね!!!
洋服を決めるの面倒ですよねー!!!
私の場合、まず下から決めます。
ジーパンは、こないだも着たから無し!
じゃあ今日はスカートで!と決めて、
そこから、雨降ってるから白は無し!!
髪に時間かける時間内から、帽子にして
そうなると、ガーリーすぎるのは無し!!
みたいに、決めていきます!!
着たいから〜という感じで選ぶのではなく
1つ1つ条件をもとに消去法で選んでます!
服選び、面倒くさいですよねー!!!!
【RN*略してロッキーバルボアさん】の 消去法月間!
月間のコーナーにぴったりのことがあります!
僕が、晩飯のメニューを決める時!!
スーパーにて。
→肉、食べたいけど高い!!
→魚、焼くの面倒くさい!
→もやし!!安くて作るのも楽!!
なので、高確率でモヤシメニューになります!笑
まぁほぼ炒めるだけですけどね!!!笑
【RN*ボマちゃんさん】の 消去法月間!
僕の下の名前は“としや”と言います。
これまでの人生であだ名がつく場合、たいてい、
トシ、トシヤ、トッシーの3つが出てきます!!
でも、トッシーって感じじゃないらしく、
トッシーはすぐに呼ばれなくなります!
あと、中学、高校と身近な友達に
トシヤだけど、トシと呼ばれてる人がいるので、
僕は、トシという呼ばれ方も、されなくなり・・・
結果、トシヤ という、なんのひねりもない、
本名そのままで呼ばれています。。。
ほんとは、トッシーとか、嫌いじゃないんですけどね!笑
★たくさんのメッセージありがとうございました!
では最後、今夜の日替わりコーナーの優秀作品を一挙紹介↓↓
【RN*Dr.すくらんぷさん】の私、怒ってます!
詳細は割愛しますが。。。
元彼に言いたいことがあります!!
別れたいなら別れたいとちゃんと言うべきです!!
いつのまにかいなくなり、フェードアウトするなんて
大人の男がすることじゃない!!こっちは心配してたんだ!!
ひきずってた時間返せを返せ!!!!
そして、たまたま見つけたFACEBOOKによると
彼女とラブラブで結婚寸前て・・・
どうなっとるんじゃぁぁぁ!!!!!
まぁこのFBを見つけたことで吹っ切れたんですけどね!
【RN*ちえこんぶさん】の私、怒ってます!
聞いてくださいよー!ほんとに怒ってます!!
夏休み中、私が帰省しているあいだに、
夫が勝手にバーベキューセットなどの
アウトドア用品を一式揃えていました。
子供たちは喜んでいますが、総額15万円!!!
勝手に使っていい額じゃないと思うんですけどぉ〜〜!!
この怒り、なかなかおさまりませーん!
【RN*にゃもさん】の私、怒ってます!
うちの近所のコンビニでの話です!!
そこの店員が、激しく態度が悪いです!
いちばんムカつくのが、列になって並んでる時
品出しとかをしてる店員が全然レジに来ないんです!
そのくせに、顔見知りの客が来ると、
そいつレジに入って、その人から対応するんです!
なんなんですかぁぁ??怒
店員を全員入れ替えてほしい!!
もしくは近所に別のコンビニで来てほしいです!!
★ということで、今夜は以上です!!!
たくさんのご参加、本当にありがとうございました♪
それでは、次はまた明日↓↓
★ゲストに、Nothing's Carved In Stone【vo】村松拓さん!
しかも〜〜〜3時間、生出演!!いろいろ聞くぜー!!
さらに、10月24日土曜日 @ZEPP FUKUOKAで行われる
ライブチケット先行予約もやりますから、マストチェック!!
そして今日からスタート↓↓
■SP企画「"待望論"熱弁大会!〜高まるぅー!!」
□月間企画「消去法月間!〜ハイ消えたぁ!!」
盛り沢山で行きたいと思います♪
ぜひ明日も、よろしくお願いします!!!
追伸・・・
8月に行ったひと夏のストーリーをみんなで考えよう。
本当にたーーーくさんのご参加ありがとうございました!
みんなで1つのモノを作るって、すごーく楽しかったです。
よければちょっと長いけど、見てみて下さいね♪
Photo 1
「約束の観覧車」
9/1(火)のお題は〜☆「おさらいしときますとぉー!」
2015/09/01
番組独自の定番を決めよう!という”チャレラヂ VOTING”
このコーナーでは毎回あるお題にしたがって
皆さんに投票していただき、
これだ!というものを独断で選んで、
それを番組の定番として皆さんに提唱して行こう!
・・・となっています。
今夜のお題は☆「おさらいしときますとぉー!」皆さんは「おさらい」と聞いて何を思い浮かべますか??
どんなことをおさらいしていますか・しましたか?
習ったのでおさらい!確認の意味でのおさらい!
おぼえているかおさらい!おさらいしてみて!おさらいの必要ある?
おさらいしたにも関わらず!もう一度おさらいお願いします!など
あなたが思いあたる「おさらいしときますとぉー!」について教えてください!!
「おさらい」ですが・・・お皿は関係ありませんです!!!笑
いただいた中から これだ!と思うものを独断で選んで1名様に
チャレラヂ・セットをプレゼントします!
※プレゼント希望の方はあなたの住所、氏名、
電話番号などの必要事項もお忘れなく!
Photo 1
8月の宿題企画「ひと夏のストーリーをみんなで考えよう!」
☆8月の宿題企画「ひと夏のストーリーをみんなで考えよう!」
目指せ「火花」、純文学のことはよく分からないけど
みんなで「ひと夏のストーリー」を考えよう!
主人公から始まり、登場人物の背景、物語の行方、結末を、
ドラマチックに想像しながら、みんなで考えた断片を繋げて
1つのストーリーにしたいと思います。
ラブストーリーには限りません、
あなたの独創的な想像力でご参加ください!!
指が触れあった瞬間、物語が始まりました…なんちゃって!
※ご参加いただいた方の中から
「アーティストTシャツセット」を1名様にプレゼント。
===========================
■◇みなさんの案を繋ぎ合わせ、創作しました◇■
===========================
主人公は、海辺の大きな公園にある
観覧車のスタッフをしている、平塚さん。
本名は、平塚ひな。みんなにはひーひーって呼ばれている。
ボブの髪形が似合う、どちらかと言えば小柄な女の子。
彼女には、忘れられない彼氏がいた。
彼氏の名前は、清水かいと君。
清水くんは、ある日突然、「ごめん、僕たち、別れよう」
そんな言葉を残して、彼女の前からいなくなった。
理由はわからないまま、その後の清水くんを探すも、手掛かりもない。
そんな二人の思い出の場所。それがこの海辺の観覧車だった。
この観覧車には、二人の思い出がたくさんある。
だから、ここにいれば、いつか彼がやってくるかもしれない?
そんなきっかけで始めた、この観覧車のスタッフ。
いつのまにか、観覧車の業務の責任者を任されるようになり
もちろん、やりがいを持って仕事をしている。
仕事仲間もいい人ばっかりだ。
たとえば、いつも残業を手伝ってくれるのは高橋君。
彼は、漫画家を目指している心優しい青年!
それから、野良猫の“かいと”もいる。
この名前は平塚さんが、心の中だけで読んでいる名前。
そう、清水君の下の名前である。
野良猫の“かいと”は、休憩時間、
いつも平塚さんの愚痴や話を聞いてくれる。
・・・
平塚さんは、この仕事が大好きだった。
そして、この観覧車が大好きだった。
観覧車は、清水君との思い出の場所でもあり
今は亡き、父との思い出の場所でもあるのだ。
平塚さんが小さいころ、お父さんは、すごく仕事の忙しい人だった。
だけど、月に一度、必ずこの観覧車に連れてきてくれた。
学生時代はラグビーをやっていたというお父さんは、
口数の多くはない人だけど、そんなお父さんと一緒に
観覧車に乗って景色を眺めるのが、平塚さんは好きだった。
しかし、お父さんは、平塚さんが小学校に上がる直前。
事故で亡くなってしまった。そんなお父さんとの思い出の観覧車。
・・・
そして、清水くんと知り合ったのも、この観覧車が縁だった。
平塚さんは、お父さんを亡くして以来、
事あるごとに、一人でこの観覧車に乗りに来ていた。
悩んでいるとき、落ち込んだ時、嬉しいことがあったとき。
まるでお父さんに相談や報告に来るように、
平塚さんは一人でこの観覧車に乗りに来ていたのだ。
そして、清水君もまたいつも一人でこの観覧車に乗っていた。
そんなある日、その日は、夏休みで沢山の家族連れやカップルで大混雑。
そこに一人で乗ろうと列に並んでいた平塚さんと清水君。
ここで係員さんが、声をかけた!
「混んでるんで、よければお二人、一緒に乗ってくれませんか?」
恥ずかしがって躊躇する二人。
でも実は、なんとなく一人で観覧車に乗っている
お互いの存在に気付いていたこともあり・・・一緒に乗ることに。
最初は、気まずかった空気も、徐々に徐々に打ち解けていき
少しずつ会話をし始める二人。「この景色が大好きなんだ」「私も」
ゴンドラがてっぺんにつくころ、二人はこんなことを言い合って
笑いあえるようになっていた。
そして、それと同時に、平塚さんは
お父さんが亡くなってから初めて、
誰かと一緒に観覧車に乗ったことに気付いた。
その時、景色を眺める清水君の背中が、
不思議と記憶の奥にあった父の背中の面影と重なった・・・。
それから、何度も二人でこの観覧車に乗った。
二人が初めてキスをしたのもこの観覧車だった。
今日こそ、と意気込んで観覧車に乗った清水君。
しかし、勇気が出ない。てっぺんでキス!と思っていたのに、
そのまま地上に戻ってきてしまった。
心の中で悔しがる清水君、そしてなんともう1周!!
しかし、2周目目でもキス出来ない清水君。。。
すると、さすがに平塚さんも、これは?もしかして!?と気付いた。
そしてついに3周目!!ゴンドラがちょうどてっぺんに来たとき、
しびれを切らした、平塚さんが、ふいうちにキスをした!
これが2人の初めでキスとなった。
・・・
平塚さんは、ギターを弾いて、歌を唄うのが好きだった。
たまたま家にあった、お父さんのアコースティックギターを
中学時代から弾くようになり、いつしか自分で曲を作って
歌ったりするようになっていた。
大勢の人前で歌ったことはなかったが、
仕事の合間に公園の空に向かって歌ったりする
そんな日々を過ごしていた。
・・・
そんなある日、彼女の耳に悲しい知らせが届いた。
「この観覧車は、この夏で営業を終了する」
たしかに、運営会社の経営の悪化は以前から聞いていた。
しかし、ここ数年で持ち直しているとも聞いていた。
なのになぜ・・・??
その答えは、高橋くんが知っていた。
高橋くんがたまたま小耳に挟んだ、上司たちの会話によると
理由は、経営刷新を行っていた運営会社の
若い副社長による経営方針の見直しだそうだ。
徹底的に無駄を省く、その方針の1つとして、
この観覧車の営業終了、そして海外への売却が決まったようだ。
「こんなに素晴らしい観覧車をなくすなんて・・・」
会社の方針とはいえ、みなに愛されるこの観覧車を
簡単になくそうとする運営会社の若い副社長に
怒りが湧いてくる平塚さん・・・。
しかしながら、当然、どうこう出来る問題ではない。
観覧車は営業を終了することになってしまった。
営業は8月いっぱい。複雑な心境の平塚さん。
やるせない気持ちを抱えながら、彼女はいつも通り仕事を続けていた。
そう、この時まだ、副社長が誰なのか、
平塚さんは知らなかったのだ・・・。
・・・
ある日、平塚さんは、映画を見に行った。
一人、気分転換のつもりで、なんとなく選んだのは、ゾンビ映画。
物語は、突然いなくなった恋人がゾンビに噛まれ、
彼女の前から姿を消すものの、徐々に自分がコントロールできなくなり、
ついに、恋人の前に現れる!
事情を知った彼女は、彼にかまれて一緒にゾンビになるか
それとも彼を倒して、命を守るか!!!究極の選択を迫られる!!
映画の主人公に、なんとなく自分を重ねつつも、
ちょっとしたポイントでクスクスと笑ってしまった平塚さん。
たぶん、清水君がいれば、ここで同じように笑っていただろうな。
そんなことを思っていると、すぐ横で、クスクス笑う男の人が。
あれ、あの人・・・?え、もしかして、し、清水君??
しかし、その人は、清水君に非常によく似た高橋君だった。
高「あれ、なんでこんなところに??俺、ゾンビもの大好きで!」
楽しそうにゾンビ映画の魅力を話してくれる高橋くん。
そして、二人は、一緒にご飯に行くことに。
そこで平塚さんは、ゾンビ映画のテンションから
お酒を飲みまくってしまい、酔っぱらい。
高橋君が、自分の好きな清水くんという人が、
すごく似てることをカミングアウトしてしまった!!!
・・・
ある日、平塚さんのもとに、一人の男性がやってきた
執事と思しき男を連れ、身なりも必要以上に整っているその男は、
平塚さんの前に現れると、いきなりこう言った。
「私と、お食事、いかがですか??」
突然のことに動揺する平塚さん。
「どちら様ですか??」しかし、相手は有無を言わさぬ態度で
「仕事はもう結構ですから、このまま僕に付き合って下さい」
「そんなことは出来ません!」そう答える平塚さん。
しかし相手の男は不気味な笑みを浮かべながら
「どうせこの観覧車も、運営会社も、もーすぐ僕のパパのモノです。
だから大丈夫です!この意味わかりますか??」
しかし、平塚さんには、言葉の意味が分からなかった。。。
・・・
観覧車の営業終了と、海外へ売却のニュースは、
地元新聞やTVで大きく取り扱われていた。
長年、たくさんの人を乗せたこの観覧車。
無くなる前に乗りに行こう・・・
そういって、たくさんの人が観覧車を訪れるようになった。
そして、観覧車では、あるイベントが行われた。
観覧車の思い出やメッセージを、短冊に書いて、
観覧車の周りに吊るそうというものだった。
訪れる人々は、次々に短冊を記入し、乗り場の手すりや、
ゴンドラの中までも、次々に短冊で埋まって行った。
その短冊には、たくさんの思い出とともに、
「出来れば、無くならないでほしい。」そんな思いが込められていた。
それはまるで署名活動のように、どんどん広がって行った。
平塚さんは、この思いがなんとかして、運営会社、
そしてその責任者である副社長に届かないものか、
そう願い続けていたのだった。
・・・
そして、いよいよ、観覧車の営業、最後の日。
寂しそうに、でもいつも通り仕事をしている彼女。
まもなく営業は、終了の時間。
もちろん、清水君を待っている平塚さん、でも清水君は来ない。
そして、彼女のもう一つの願い。
観覧車を、何とかして残すことは出来ないだろうか?
しかし、みんなの願いもむなしく、
運営会社の責任者は、最後まで姿を見せず、
そして、撤去の意思を変えることはなかった・・・。
・・・
営業時間、終了が近づいてきた。
すると、同じ職場の人たちが平塚さんにこう言ってきた!!
「最後は、平塚さんが乗りなよ!!!」
みんなに言われ、営業最後の観覧車に乗る平塚さん!
一人、ぼーっと景色を眺めつつ、思い出されるのは、沢山の思い出。
清水くんと初めて、この観覧車に乗った日の事。
そして、今は亡き、父と見た景色・・・。
清水君は、どこでなにをしてるのかな??
ここにいれば会えるかもしれない!!
そんなことを思っていたけど、その願いはもう叶わなそう。
なんて考えるうちに、涙かこぼれる平塚さん。
そして、観覧車は地上に到着し・・・営業終了。
「やっぱりドラマみたいにはならないよね・・・」
そう心の中で呟いた平塚さん。
あっけなく、最終日の営業は終わった。
・・・
営業が終了した翌日。平塚さんは観覧車を見に来た。
取り壊しはいよいよ明日から。最後の姿を目に焼き付けに来たのだ。
するとそこで、1人の男性が目に入った。
その人物は、数年ぶりに見る清水君だった。
ひさびさの再会。驚きつつも見つめ合う二人。
清水君は静かに「ごめん、本当にごめん。」
そして清水君から、これまでの経緯が語られた。
平塚さんの前からいなくなる少し前、
清水君の父の会社(株)清水建設は、経営が悪化していた。
さらにそこに目をつけた外資系企業が買収の動きを見せた。
社長である清水君の父は、国立大で経営学を専攻し、
留学も経験もある息子の清水君に助けを求めた。
平塚さんの元を離れ、清水君は、すべてを忘れ、
憑りつかれたように会社の仕事に没頭、経営刷新に尽力し、
その結果、わずか数年で経営は改善。
清水くんは(株)清水建設の副社長になっていた。
そんな清水くんが打ち出した、会社の新たな基本方針。
「国内の不要な物件を取り壊し、アジア方面などの途上国に
資材を流通する」というもの。その手始めとなる大きな仕事。
それが・・・思い出の観覧車の営業終了、そして売却だった。
清水君も観覧車は無くしたくなかった。
しかし、自分が中心となり会社のためにと決断したことだった。
会社のためにも後戻りは出来ない。
複雑な思いを胸に、清水くんは現場にやってきたのだ。
そう、彼こそ、このプロジェクトの責任者であり、
運営会社の副社長だったのだ!
清「僕だって、無くしたくない、けど会社のためにしょうがないんだ」
平「思い出の観覧車なのに??それにこのたくさんの短冊を見て!」
清水君はあたり一面にあるたくさんの短冊に目をやった。
そして、1枚1枚、読み始めた清水くんの目から、涙が溢れ出した。
・・・
清水君はその後、急いで会社に戻り取締役を集め会議を開いた。
観覧車の売却について、もう一度、見直さないか??
しかし、その壁はあまりにも高すぎた。
清水君の気持ちは、みんなにも強く伝わった。
しかし、もう買い取り先は決まっている状況。
しかも、その買い取り手は・・・
以前、会社を乗っ取ろうとした
あの憎き外資系の会社、グリーンプラネット。
会社の買収話はなんとか食い止めたものの、
今回の観覧車売却は一度、決まった話。
もしこの契約を破棄すれば、(株)清水建設は、
大変な違約金を支払うことになる!
・・・
(株)清水建設を取り巻く問題は、もう1つあった。
それは、清水君の父が昔からお世話になっている、
巨大企業・清宮グループの会長の孫、清宮優子との縁談であった。
この縁談がまとまれば、清水君の会社は
清宮グループの一員となり、絶対的な安定と成長が見込める。
が、当然、平塚さんとは、もう会えないだろう。
しかし、縁談を破棄すれば、清水君の会社は経済的にも
そして今後の商談などにも悪影響が出て、再び窮地に立たされる。
清水くんは・・・、葛藤の中でもがいていた。
・・・
そんな中、平塚さんの前に、以前、食事に誘ってきた男が現れた。
「そろそろ答えを出してください、お付き合いしてくれますね?」
平塚さん「またその話ですか?どうして私があなたと・・・
あなたは一体誰なんです??」
すると笑いながら、男はこう答えた
「私と付き合わないと、(株)清水建設、買い取りますよ!」
この言葉で、平塚さんは、すべてを悟った。
以前、清水君が話してくれた、(株)清水建設を
買い取ろうとしている外資系企業、グリーンプラネット。
この男は、どうやら、グリーンプラネットの御曹司のようだ。
・・・
その男の名前は、花山院 緑波(かざんいん ろっぱ)
平塚さんが思った通り、グリーンプラネットの御曹司である、
グリーンプラネットは買収予定の?清水建設が管理する
全ての物件に現地調査を行っていた。
観覧車の視察は緑波一行が担当することになり、
一行は観覧車のある公園へ行った。
するとそこで働く平塚さんを見て、緑波は一目惚れ。
そう、以前に食事に誘われた時が、まさにその時だったのだ。
・・・
清水君の奮闘はむなしく。
結局、観覧車は、無くなくなることになった。
その工事が行われている間。
平塚さんは、工事の様子が見える丘の上に行き、
工事の様子をみながらギターを弾いていていた。
清水君との思い出、そして今は亡き父との思い出。
どちらも大切なものだけど、この思いに縛られていてはいけない。
壊されていく観覧車を見ながら、そんなことを考えていた。
すると、平塚さんの中に、
はっきりとメロディーが浮かんできた。
そして、言葉が次々に溢れてきた。
それはギターの音に乗って、1つの曲になっていった。
・・・
ついに観覧車は・・・無くなった。
同じころ、平塚さん思いが詰まった曲は、完成した。
そして、心の中にあったぼんやりとした思いも形になった。
ずっと迷っていた、歌手になる夢を、しっかりと目指してみよう。
平塚さんは、、、歩み出した!
・・・
観覧車が無くなったあと、
もう、清水君と平塚さんは会わなくなった。
清水君は、仕事に没頭した。
(株)清水建設の副社長として大きな事業を立ち上げ、
1つ1つ仕事を達成していった。
また一方で、清宮グループの会長の孫、
優子との縁談話にも進展があった。
清水君は、縁談という形で会社を守るのはよくない。
自分の力で、頑張ってみよう。そう決意を固め、
きっと困難な道になると思うが、縁談は断ることにした。
清水君は、相当な覚悟をもって、その思いを清宮優子に伝えた。
すると清宮は「わかりました。」そう笑顔で答え、
清水の前から去って行ったのだった。
あとからわかったのだが、清宮優子は縁談話の出る以前から
清水君に対して好意を持っていた。
しかしだからこそ、清水君の平塚さんへの思い
そして、仕事に対する誠実さに気付いていたのだ。
だからこそ、清水くんのまっすぐな気持ちを受け止め、
縁談話は解消されたものの、その後も清水君の仕事に
なにかと手を貸してくれる、大切な存在になったのだった。
そして清水君は、数々の巨大プロジェクトを成功させ
清宮グループ、そのほか、国内外の企業が認める
会社の社長へと、成長していった。
・・・
歌手を目指すことを決意してから、平塚さんは、
様々なオーディションにチャレンジしていた。
もちろん、最初はダメだったけど、何度も何度も挑戦。
同時に、路上ライブも重ね、徐々に歌も良くなっていった!
そして3年後、レコード会社のオーディションに見事合格。
さらに1年後、ついにデビューが決まった!!
・・・
観覧車が無くなってから、4年後。
世間が、もう観覧車が無くなったことなど、忘れた頃。
一人の女性シンガーソングライターの歌う曲がヒットした。
曲のタイトルは・・・「約束の観覧車」
歌っている女性についての情報はほとんどなく、
ベールに包まれたまま、その曲は、多くの人の共感を得て、
どんどん世の中に広まって行った。
曲の中には、観覧車が出てきた。
曲のヒットに合わせ、ラジオやTVでは連日この曲のことが話題になり
そして人々は、歌の中に出てくる観覧車に興味を持ち始めた。
しかし、その観覧車は、撤去され、今は存在しない!
ということがわかると、みな、残念に思ったのだった。
・・・
その歌声は、ここ数年、忙しく仕事ばかりをしていた
清水君の耳にも、届いてきた。
仕事帰りにたまたま聞いたラジオから流れてきたのだ。
その声を聴き、清水君はハッとしたのだった。
「もしかして、この声、それに・・・」
♪途切れたカイトのように〜私から、飛んで行ったー
そのフレーズで、清水くんは、思った。
カイトって・・・僕の名前。
そこで清水くんは、確信した。
この歌を歌っているのは、平塚さん。
あの日以来会っていない、ひなちゃんだ。
そしてこの歌声、この歌が、清水君の心を動かし始めた!
・・・
「約束の観覧車」がヒットしたことで、
清水君は、忘れかけていた観覧車の事を思い出した。
僕の人生は、あの観覧車から始まった。
あの景色を、今の子供たちにも見せてあげたい。
そんな思いで、清水君は、会社の会議で観覧車の建設を提案した。
さすがに無理だろうと思っていたところもあったが、
役員は、みな賛成してくれた。そして、建設の計画がスタートした。
・・・
すると意外な人物が、観覧車の建設に協力を申し出てきた。
その人物とは、以前、縁談の話があった清宮優子の父。
清宮の父もまた、「約束の観覧車」を聞き、
無くなった観覧車のことを思い出した一人だった。
しかも理由はそれだけではなかった。
清宮の父は学生時代、ラグビーをしていた。
その時、一緒にラグビーをしていたのが、
平塚ひなの亡くなった父であった。
清宮の父は、密かに平塚さんのことを気にかけていて、
観覧車で働いていることや、公園で歌を歌っていることを知っていた。
だから、曲を聞いたときに、ピーンと来たのだった。
清宮の父にとっても、観覧車は思い出の場所だった。
だから、観覧車を再び建設しようとしている〜という話を聞き
清水くんの元に、協力を申し込んできたのだった。
観覧車の建設計画は一気にスピードアップした。
しかしながら、予算は無限にあるわけではない!
それに、その後の維持費などのことを考えて、
以前のものより一回り小さなものにすることになった。
・・・
建設には、以前、この場所にあった
観覧車の部品も、一部ではあるが使われていた。
というのも、観覧車は、海外に売却されたのち、
とある遊園地で稼働していたが、メンテナンスなどで、
補修が加えられ、その際、古くなった部品が、取り替えられていた。
その部品を、清水君は買い戻す形で、いくつか集めていたのだ。
再建しようと思っていたわけじゃなかったが、
思い出の観覧車だし、一部を手元に残しておきたい。
そんな思いで売却した観覧車の部品を一部、
ゴンドラのシートなどを買い戻していたのだ。
古い部品も組み込まれ、小さな観覧車の建設は進んだ。
・・・
話題になった1曲「約束の観覧車」のヒット後、
そのアーティストの曲は、リリースされることはなく
どんな人物だったのかは、最後まで公にはされなかった。
それには理由があった・・・。
歌っていたアーティストは、デビューが決まった直後、
ある病に侵されていることが分かった。
デビューは決定していたものの、その時点で、
もう長くないことを本人も、そして関係者も知っていた。
でも、素晴らしい楽曲だからたくさんの人に聞いてほしい。
しかし、病のことは、公表したくない。
そんな本人の希望により、本名などは明かされないまま
「約束の観覧車」はリリースされたのだった。
その曲は、たくさんの人の耳に触れ、
たくさんの人の心に刻み込まれていった。
そして、その楽曲がきっかけとなり
再びあの場所に観覧車が建設されることになり
まもなく完成するというちょうどその頃、、、
平塚ひなは、1曲だけの名曲「約束の観覧車」を残して、
静かに息を引き取ったのだった。
・・・
数年後、公園の観覧車の周りには、たくさんの人がいた。
週末になれば、近くの学生がデートに来たり、
家族連れがやってきたり、友達同士のグループがいたり、
そして、いまだに「約束の観覧車」の曲を聴いて
遠くからも観覧車に乗る人たちがいた。
もともとあった観覧車と比べれば、それは小さな観覧車。
でも以前よりもたくさんの人々に囲まれ、
観覧車は凛々しく、空に向かって立っていた。
・・・
その観覧車の前に、清水の姿があった。
清水は、休みになるとこの観覧車の前にやってきていた。
観覧車を見上げると、いつも自然と笑顔がこぼれた。
そんな清水の横に、一人の男の子がいた。
まだ小さなその子は、清水の手をしっかりと握っていた。
そして、清水にこう言った・・・
「おじちゃん、この観覧車、ママの写真の観覧車よりちっちゃいね!!」
そう言う少年を見おろしながら、清水は優しく微笑んだ。
・・・
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≪ノート・保留となった案などなど≫
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・タイトル案→運命のゴンドラ
・高橋くんの描いた、観覧車をモチーフにした漫画がヒットし
その主演&主題歌がひなちゃん。観覧車復活話が動き出す!
・どうしようもない御曹司はゾンビになって終了!!
・募金、CDの売り上げ、御曹司の寄付で観覧車が復活する
・曲のタイトルを考えました!
「カナシミの観覧車」「二人のゴンドラ」「むかいあわせ」
・平塚さんの歌を、清水くんの会社のCMソングに起用!
そのCMが話題となりビッグヒット!!!
・ひなちゃんの曲、曲名は♪さよなら観覧車 がいい。
・高橋君は・・・清水君と結婚させられそうになっている
結婚相手の女性に清宮優子にアプローチする!!!
・観覧車は、結局はなくなるストーリーがいい!!!
その代り、会社はうまく良き、清水君は社長になる。
しかし、平塚さんは・・・逆にいなくなってしまう。
頑張る清水君を見て感化され、海外の貧しい国への支援活動に
行くんです。今度の別れは悲しい別れではなく、それぞれが
夢に向かってチャレンジするための別れ。
お互い思いあいながら、同じ空を見ている。もう観覧車はないけど。
・敵対する外資系の会社が不祥事で経営が悪化!
品質管理の不手際で大問題が発生し、会長ほか、創業者、
経営陣が総辞任の事態!!会社は規模を縮小し、別会社に吸収され
御曹司の姿を、その後見たものはいない!!
・「宇宙人」が突然主人公の前に現れ、主人公にとって
なんらかのプラスの影響を与えてくれる。
・ラジオDJの呼びかけにより観覧車の撤去の日に
観覧車前でゲリラライブが行われ、大勢か集まる!
・数年後、観覧車が無くなったあとに
小さいが、地元の子供たちが集まるキレイな公園が出来ていました。
そして、観覧車はないけど、そこには、展望台が作られました。
せっかくの美しい景色だけでも見れるように
そんな思い出、清水君の会社が作ったその公園。
みんなには、観覧車公園と呼ばれて、親しまれています。
・観覧車を撤去しにやってきた清水という男性。
しかしそれは、清水君の、双子の弟だった。
・観覧車はなくなってしまう。そして清水君も亡くなっていた。
その思いでの場所から、新たな平塚さんの人生が始まる。
・清水君とやるはずだった花火が出てきて
涙ながらに一人でその花火をやる平塚さん。
・高橋君には実は女がいた。
・夏に行きそうなところで、次々に清水君に似た人に出会う
そんなナインストーリーにする。
・自動車学校で、筆記用具を貸してくれたのがきっかけで
積極的にアピールしてくる、小林くん(仮)に誘われて
取れたての免許でドライブデートに行く平塚さん。
・観覧車がなくなる理由。
観覧車があるところのオーナーの息子(お金持ちの息子、
平塚に一目惚れした)が清水くんのことを知り
平塚さんの想いを断ち切らせるために観覧車をなくすことにした。
・夏休みですから、同窓会的なものがあって
そこでひさびさに高校時代の元彼に再会!!!
清水くんのことを思いつつも、元彼にアピールされ少し揺れる
・最終的に、清水君に行く平塚さんを祝福する高橋君は、
最後に二人をモデルに漫画を描く。
・バイト仲間の高橋くんと2人で、仕事のために〜
っていう理由で観覧車に乗ってほしい!!!
・猫ちゃんが、ラストのシーンで
トコトコ歩いていくと、、、清水君がいる!!
・平塚さんは、緊張しいな性格。緊張するとなぜだか、
前ならえの先頭の人のポーズをしてしまう癖がある!
・椅子に座って向き合って話している状態で先輩の両足が、
その子の両足を挟んで来て、身動き取れない状態で、
笑っていたら、その先輩がすーーっと近づいてきて、
やさしく、キッスをされた・・・というキスシーン!
・実は平塚さんは観覧車には乗ったことがない!
・バイトしながら、ラジオを聞いてる!(ラジオから、なにか思い出す)
・身長は割と低め!なので、観覧車の掃除の際は、いつも苦労している!
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