THE FAMOUS RECORDING

70's・80'sの名盤・名曲をじっくりとお送りする
「本物の洋楽番組」にどうぞお付き合いください。

every sat. 19:00~20:00 ON AIR
【担当NA】 yadge
【番組メール】

第51回 DURAN DURAN『RIO』

2018 年 09 月 29 日

●DURAN DURAN:『RIO』(1982年)

Duran Duran Official Website

間違いなくカルチャー・クラブと並ぶ
「80's洋楽リスナー養成最重要グループ」。

ルックスが良くてバンドとして演奏が出来るグループとしては、
80年代においては彼らが最強だったと思います。

中でもジョン・テイラー(Bass)とニック・ローズ(Key)の二人の
「顔面偏差値」は最高峰でした!!

馬鹿な中学生だったわたしは、大牟田でこの二人が着ていた
パステル・カラーのジャケット&パンツに似た服を無理くり探して、
それに身を包み、チャリンコで街唯一の遊戯場だったボウリング場に行くという
今思えば目も当てられない奇行を繰り返してました。

それくらいこのグループに絶大な「憧れ」を持っていたのです。

やがて「見てくれのカッコよさ」だけではない、
彼ら本来のダークで独特な音楽性と高い楽曲力を知るにつれて
後にU2やボン・ジョヴィ、スティング(ザ・ポリス)などに並ぶ
本当に重要なバンドとしてわたしの中で「絶対化」することになりました。

80年代中期以降、メンバー・チェンジが激しくなり
一時はどうなるんだ?と本気で心配した時期もありましたが、
そのおかげ(?)で後にトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのドラマーとなる
スティーヴ・フェローンを知る事が出来ました。

そのスティーヴ・フェローンがロジャー・テイラーの代役となり、
オリジナル・メンバーが3人となって最初に発表されたアルバム
『ノトーリアス』(1986年)では、
別のグループか?と思い違うほどの演奏と楽曲が披露されました。

Duran Duran - Notorious - YouTube

Duran Duran - Skin Trade (Official Music Video) - YouTube

Duran Duran - Meet El Presidente (Official Music Video) - YouTube

その他にもファンにしか知られていない名曲が彼らには多数、ありますので
この機会に是非こちらもどうぞ♪

Duran Duran - "Do You Believe In Shame" (Official Music Video) - YouTube

Duran Duran - Serious (Official Music Video) - YouTube

Duran Duran - Breath After Breath (Official Music Video) - YouTube

これらの楽曲。
アイドル・バンドだったら、到底創作出来ない仕業なのであります。

「ザ・リフレックス」のたった1曲で、彼らを
「80'sヒット・コンピレーション盤」の中のひとつ、
として片付けようなんてことをするとんでもない輩には、、、
このyadgeが重罪としての罰を与えますから。(笑)



●THE FAMOUS ARTIST:ROBERT PALMER

Robert Palmer - Home

日本では過小評価をされたままお亡くなりになった偉大なるシンガーです。

番組ではデュラン・デュランとの繋がりから、
THE POWER STATION時代の楽曲をご紹介しましたが。

The Power Station - Some Like It Hot - YouTube

彼自身のアルバム群は名盤だらけで
どうしても1曲に絞ることが出来ませんでした。

いずれはアルバム特集アーティストとして、じっくりとお話がしたいです。

中でも思いで深い名盤が『ドント・エクスプレイン』(1990年)。

Don't Explain (Robert Palmer album) - Wikipedia

番組の性質上、
このアルバムは1990年代の作品ですのでご紹介が出来ないので、
この場をお借りして皆様にお見知りおきを頂きたいと思います。

オリジナルとカヴァー曲が入り混じった全18曲というヴォリュームながら、
全ての楽曲が彼のオリジナルであるかのような
錯覚に陥る見事なセンスで構成されており、
長尺さを感じさせない驚異的なクオリティに舌を巻きます♪

その他にも彼には歴代素晴らしいカヴァー&オリジナル曲があります。

お時間が許せばそれらの楽曲の一部もどうぞ。

Robert Palmer - Every Kinda People - YouTube

Robert Palmer - Some Guys Have All The Luck - YouTube

Robert Palmer - I Didn't Mean To Turn You On - YouTube

Robert Palmer - Riptide - YouTube

最後に。

オフィシャルMVが存在しないのでご試聴が頂けませんが、
アルバム『ハニー』(1994年)に収録されている
「ユー・ブロウ・ミー・アウェイ」がわたしにとっての
彼のベスト・トラックです。

Honey (Robert Palmer album) - Wikipedia

※ギタリストはヌーノ・ベッテンコート(エクストリーム)!!!

第50回 CULTURE CLUB『COLOUR BY NUMBERS』

2018 年 09 月 22 日

●CULTURE CLUB:『COLOUR BY NUMBERS』(1983年)

Boy George Official

80年代ブルー・アイド・ソウルと呼ばれた
「白人によるソウル・ミュージックの歌い手」としては。

アメリカ代表はもちろん、ダリル・ホールで。

方やイギリスではジョージ・マイケル、ミック・ハックネル、ポール・ヤング、
そしてボーイ・ジョージという4人衆がそろい踏みでした。

歌が上手いだけでなく、各々が見事にルーツ音楽を上手く取り入れながら
ヒット曲を量産するという離れ業を成し遂げました。

中でもイギリス勢のジョージ・マイケルとボーイ・ジョージは、
カヴァーでは無く「オリジナル曲」でそれを成し遂げた稀有な存在です。

番組内でもお話ししましたが、このカルチャー・クラブの
「カーマは気まぐれ」がわたしを洋楽の世界へと導いてくれた最初の楽曲でした!

Culture Club - Karma Chameleon - YouTube

レンタル・レコード店に貼られていたこの『カラー・バイ・ナンバーズ』の
ポスターに写るボーイ・ジョージを見た時の衝撃と。

実際にアルバムを聴いた時の歌の上手さの衝撃というダブル・ショック。

次回特集するデュラン・デュランも同様に、
ある種「アイドル的な存在以上」に認められない風潮がありますが、
あらゆる観点からみても、この2つのグループの実力と功績は
否定のしようがありません。

70年代のアイドル・グループであるベイ・シティ・ローラーズには無い、
「音楽的深度」がこの2グループには明らかに内包されています。

デュラン・デュランについては次の項で詳しく書きますが、
とにかくボーイ・ジョージというアーティストの
総合的かつ唯一無二な魅力は80年代洋楽シーンにおいて、
マドンナ、マイケル・ジャクソン並みに強力なインパクトを放ちました。

再びアルバム・リリースとそのツアーで音楽シーンに返り咲くその様を、
yadgeはとくと見届けたいと思います♪

願わくば、来日公演のライヴを見たいです!!!



●THE FAMOUS ARTIST:MICHAEL FRANKS

Singer/Songwriter Michael Franks

プロデュサーにトミー・リピューマ。エンジニアにアル・シュミット。

そしてレコーディング・メンバーには
ジャズ・フュージョン界のトップ・プレイヤーが大挙参加。

そんな面々で作られたアルバムが悪いはずがありません。

1977年リリースの『スリーピング・ジプシー』。

いまでも少し背伸びして大人な雰囲気を感じたいときに手にする作品です。

それでいて果てしなく心地よく、幸せな気分を味わえる
とても貴重な作品でもあります。

チャート上での実績以上に、このアルバムが与えた影響力の大きさは
計り知れないと思います。

1977年当時のかまやつひろしさんが、
ライナーノーツに寄稿されていらっしゃいます。

そこで彼が無条件に絶賛していることを知った時は、驚きでした。

番組でご紹介したアルバム収録曲「淑女の想い」(邦題)を
初めて耳にしたのは、今井美樹さんのよるカヴァーでした。

彼女のカヴァー・アルバム『フィエスタ』(1988年)に収録されています。

「fiesta」|DISCOGRAPHY|今井美樹オフィシャルサイト[imai-miki.net]

ご存じなかった方は是非、こちらのヴァージョンもお聴きになってみて下さい♪

現在もマイ・ペースで着々と
独自のキャリアを重ねているマイケル・フランクス。

何故かその姿が、ボズ・スキャッグスと重なるものを感じるのは
わたしだけでしょうか?

第49回 BRUCE HORNSBY and the Range『THE WAY IT IS』

2018 年 09 月 15 日

●BRUCE HORNSBY and the Range:『THE WAY IT IS』(1986年)

Bruce Hornsby

アメリカを代表するピアノ・プレイヤーとして
yadgeが真っ先に名を挙げたいのが、このブルース・ホーンズビーです。

もちろん「シンガーソングライター」として歌も素晴らしいのですが、
何といっても彼が奏でるピアノの「音色」は唯一無二。
番組内でも申し上げましたが、強烈な「個性」となっています。

No.1シングル曲「ザ・ウェイ・イット・イズ」はもちろん。

The Way It Is - YouTube

キャリア最高楽曲だと信じて止まない大名曲「マンドリン・レイン」も、
たまりません!!

Bruce Hornsby & The Noisemakers - "Mandolin Rain" (The Way It Is - 2016 Live Compilation) - YouTube

加えて、ドン・ヘンリーと共作・共演した
「ジ・エンド・オブ・ジ・イノセンス」(1989年)でも
その素晴らしいピアノ・プレイが堪能できます。

ポピュラー・ヒットとは縁遠い音楽活動を経て久しいですが、
現在もアメリカン・ルーツ・ミュージックの担い手として
アルバム作品やツアーを通じて「音楽に対する尊敬の念」をもちながら
誠実に音楽活動を継続中です♪

日本ではなかなか紹介される機会が少ないミュージシャンではありますが、
yadgeは生涯をかけて彼の存在を
少しでも多くの音楽ファンの方々に知らしめていけたらと思っています。



●THE FAMOUS ARTIST:PETER CETERA

Peter Cetera

「Voice of CHICAGO」

彼のキャリアを語る際に、このキャッチは外すことが出来ません。

60年代~70年代に「ブラス・ロックの旗手」として
メッセージ色の強い歌詞と共にその偉大なる存在感を
音楽史に刻み続けてきたシカゴを。

80年代に、よりポップ・ミュージックに寄せた音楽性で
「ヒット・シングル」を連発するグループに様替えをさせて
あらたな時代を生き抜くことに成功しました。

その大きな要因となったのが、他でもなく
このピーター・セテラのダイアモンド・ヴォイスと、
プロデューサーで共作者でもあるデヴィッド・フォスターの存在でした。

問答無用の80'sヒット・バラードを2連発でどうぞ!!

Chicago - Hard To Say I'm Sorry/Get Away (Official Audio) - YouTube

Chicago - You're The Inspiration (Official Music Video) - YouTube

このハイトーン・ヴォイス、
同時代の男性人気シンガーの中でも屈指のハイ・キーだったと思います。

(肩を並べるのはスティーヴィー・ワンダーかスティーヴ・ペリーくらい?)

その魅力を楽曲に十二分に反映させたデヴィッド・フォスターの手腕たるや、
やはり特筆すべき偉業だと思います。

グループからソロに転向後も全米No.1ヒットを出し続けた成功例は、
ザ・ビートルズのあの2人、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、
フィル・コリンズなど、さほど多数ではない偉業なわけでして。

そんなことを改めて思い返すいい機会になりました♪

第48回 ELTON JOHN『GOODBYE YELLOW BRICK ROAD』

2018 年 09 月 08 日

●ELTON JOHN:『GOODBYE YELLOW BRICK ROAD』(1972年)

Elton John

アメリカのビリー・ジョエル、イギリスのエルトン・ジョン。

「ピアノマン」としてこの2人が
ポピュラー・ミュージック史に残した功績の偉大さは計り知れないものがあります。

とりわけエルトン・ジョンのヒット曲は70年代~現在に至るまで
断続的に生まれ続けており、ポピュラー音楽史において
他を寄せ付けない圧倒的な音楽家としての才能を発揮し続けています。

個人的な想い出話をひとつ。

大学生時代に桑田佳祐さんのラジオ番組『サウンド・ストリート』で一度、
ハガキを読まれたことがあります。

内容は「生涯のベスト3」の曲を書いたもので、
その時に1位にした曲がエルトン・ジョンの
「サッド・ソングス(セイ・ソー・マッチ)」でした。

Elton John - Sad Songs (Say So Much) - YouTube

桑田さんの番組で自分のリクエストとしてエルトン・ジョンの曲を採用して頂いた事で、
その時から私の中でのエルトン・ジョンの存在が
絶対化したのは言うまでもありません。

90年代に入ってリリースされたアルバム
『The One』(1992年)からのタイトル曲も、また素晴らしく。

Elton John - The One - YouTube

※ピノ・パラディーノによる素晴らしいベース・プレイも必聴♪

遂にキャリアを締め括るかのようなラスト・ツアーを開始したエルトン・ジョン。

来日公演、更には福岡公演が実現することを切に願ってます!!



●THE FAMOUS ARTIST:CHRISSIE HYNDE(THE PRETENDERS)

PRETENDERS

80年代以降に登場した女性ロッカーで一番カッコよく、
そのスタイルを貫き通している唯一とも言える存在。

イギリス・ロック界最大の存在のひとつである「ザ・キンクス」の
レイ・デイヴィスとの結婚歴も、並みの人生からはかけ離れています。

しかも「憧れの存在だった人物」との結婚ですから。

更にシンプル・マインズのジム・カーとの再婚劇も二度目の驚きでした。

その2番目の旦那さんだった人のバンドと時を経て今、
ジョイント・ツアーをやるって、お互いどんな感覚なんでしょうかね??

まぁとにかく。

この方の「佇まい」は絵に描いたようなカッコよさで、
テレキャスターを手にマイクスタンドの前に立つその姿だけで
しびれるものがあります!

加えてクールな歌声も相まって、「ロック姐御」的なオーラが
瞬時に見る者の心をワシ掴みに♪

オフィシャル・チャンネルが無いのでここで映像をご紹介出来ないのが残念ですが、
機会があれば是非映像でも彼女のカッコよさを実感して下さい。

第47回 BILLY JOEL『AN INNOCENT MAN』

2018 年 08 月 25 日

●BILLY JOEL:『AN INNOCENT MAN』(1983年)

Home - Billy Joel Official Site

中学生当時。

カルチャー・クラブとデュラン・デュランという
いわばイギリス発のアイドル的存在のグループで
洋楽を聴き始めたyadgeにとって、このビリー・ジョエルのアルバムは
「アメリカン・ポップスの素晴らしさ」を教えてくれた初めての作品でした。

とにかく「ポップ」で「親しみやすい」楽曲のオンパレード♪

音楽に無知な子供が聴いても無条件に
「あっ!これいい曲だ!!」と理解できる単純軽快さ。

その典型が、やはりこの曲かと。

Billy Joel - Uptown Girl (Official Video) - YouTube

今でも日本でCMソングとして起用されている
不変の魅力を持つ強力なポップ・チューンですね!

片やこの2大バラードも、中学生のyadgeには強力なインパクトがありました。

Billy Joel - An Innocent Man (Audio) - YouTube

Billy Joel - This Night (Audio) - YouTube

世代的に彼の70年代の破竹の勢い
(アルバム『ストレンジャー』と『ニューヨーク52番街』)を原体験出来ず、
バブル・ポップ的な10年となった「1980年代」の中で彼の音楽を知ったことは、
ある種自分の音楽観を形成するには適当なタイミングだったと強く思います。

アルバム『イノセント・マン』は、50年代~60年代の古き良きポップスと、
80年代以降のニュー・タイプ・ポップスとの
「橋渡し」となった作品と言えるのではないでしょうか。

残念ながらアルバム制作から身を引いて久しいですが、
いまだに「ホームグラウンド」とも言える
ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデンで長くライヴを続けている姿は、
彼が生粋のエンターテイナーであることを証明する活動にも見えます。

そのステージに、同時代を生き抜いてきたブルース・スプリングスティーンが
先頃ゲスト出演したなんて、80'sファンにはたまらないエピソードです!!

もうおそらく来日公演は実現不可能かと思いますが、
彼が遺してきた「アメリカン・ポップス史」に遺る名曲の数々は
これからも色んな場面で耳にする機会があると思います。

いはゆる「50年代~60年代」の音楽が「オールディーズ」と言われるように、
わたしにとっての「オールディーズ」は更に時が流れて
このビリー・ジョエルのヒット曲のことを指す言葉になるんだろうな、と思います♪



●THE FAMOUS ARTIST:RICK SPRINGFIELD

Rick Springfield | Official web site of songwriter, musician, actor and author Rick Springfield

いまでは日本でほとんど音楽活動情報が
紹介されることが無くなってしまったことが大変残念です。。。

先のビリー・ジョエル、ブルース・スプリングスティーンと
同い年なんですよ!この方。

しかも全盛時と変わらぬシャープなルックスと。
なによりパワフルな歌声が衰え知らずなことも、
もっと評価され注目されるべきことなのに。

やはり「メジャー・レーベル」と「インディーズ・レーベル」の
どちらに身を置いているか?(特に日本における洋楽アーティスト状況において)が、
こういうところで差がでてしまうんでしょうね。

フー・ファイターズのデイヴ・グロールが制作した音楽映画:
『サウンド・シティ~リアル・トゥ・リール』の中で、
久しぶりに彼の姿を見た時は嬉しかったです!

サウンド・シティ - リアル・トゥ・リール | Sound City - Real To Reel

彼の存在を初めて知ったこの曲、いま聴いてもテンションが上がります~♪

Rick Springfield - Love Somebody - YouTube

オーストラリアが誇る、キャリア45年を超える貴重なロック・アーティストの
一人であるリック・スプリングフィールド。

これからも変わらぬスタンスで音楽活動を続けていって欲しいです!!