2018 年 12 月 21 日
リスは、樹のかげから彼の様子をうかがっていた。
うかがっていたというか、声をかける勇気がなく、ただ隠れているようにも思えた。
ただのストーカーのようにも見えた。実際、結構な距離、結構な時間、
リスは彼にずっと隠れてついてきていた。後ろをついてきているコトに気づかれなかったのは、
きっと、彼の鈍感さ…ではなく、彼のまっすぐな心やリスの俊敏さによるものだと、思いたい…
リス『どうしよう、彼だよな。勇気を出して、声かけなきゃ。世界中の子供たちが待っている。
あ、あのー』
彼 「え、なんですか?」
リス「ええっと…。そなたが落としたのは、金の斧か?銀の斧か?」
彼 「え?落としてないっすよ。ほら、手にしっかり持ってますし。
つうか、アナタが持ってるのは、斧ではなくドングリ?」
リス「ち、違うし!ドングリじゃないし!ドングリ型の斧だし!ッつうか、
ドングリ型と見せかけて、ハイパーヨーヨータイプの斧だし!」
彼 「ドングリ型の斧て何なんすか!しかもハイパーヨーヨータイプて。斬新だなぁほしいかも」
リス「え?マジすか?なら、この木をのぼって、ずーっと行った先が北極って所なんですが、
そこで作ってます、ドングリ型の斧と見せかけたハイパーヨーヨータイプの斧」
彼 「へー、おもしろそー、北極にも行けるの?えーマジー1度行ってみたかったんすケドー」
リス「あ、じゃあ、ぜひぜひ。おもしろいオモチャ…じゃなくて、
斬新なアイテム沢山作ってますから、ぜひ見学だけでも」
彼 「えー見学だけでもって、またまたー何か買わせる気でしょー。あーもしくは頼み事ー?
んーなの無しですよー。荷物運びとか苦手ッすから。あ〜、でも、荷物運び
手伝ってくれる相棒たちって言うか、空飛ぶ動物とか紹介してくれたら話は別すケド。
空飛ぶ動物wwwウケるー。あー適当に言ってみただけですから、スルーしてもらって、
マジいいんで」
そんな会話をしながら、彼とリスは、木に登り、北極へと旅立った。
北極点に近づくにつれ、彼の帽子や服は、色づき始めた。
手に持っていた斧は、滑りの良さそうなソリへと変貌した。(もしくは、大きな白い袋ねw)
そう、彼が、のちの、サンタクロースであるw
[インドア派:KOKURA natu-garden、スタジオ前のプランター内]
楽しい時間の流れている吹き抜け空間です。北極には…つながって…いる…かもwww



















